日本にもeスポーツの波が来る?!世界と日本のeスポーツ事情の違いとは…
最近話題の「eスポーツ」ですが、日本だと認知度がまだまだ低いように思えます。
そこで今回は世界と日本のeスポーツ事情を調べてみました!
そもそも「eスポーツ」とは?
「eスポーツ?なにそれ?」
「新しいスポーツ競技のこと?」
おそらくeスポーツという言葉を初めて聞いたときは、誰もがピンと来なかったと思います。
eスポーツというのは「ElectronicSports」の略でコンピュータゲームやビデオゲームをスポーツ競技として捉える際の名称です。
日本でも最近では新語・流行語TOP10入りを果たすなど少しずつではありますが盛り上がりを見せてきています。
テレビやラジオなどでも特集が組まれたり、レギュラー番組が出来たりと様々なところで耳にするeスポーツですが世界ではどれほど盛り上がっているのでしょうか?
eスポーツがオリンピック競技に?!
eスポーツといえば
「マイナーなスポーツでしょ」
「そもそもスポーツなの?」
などと思われがちですが実はオリンピック競技への追加も検討されています。
実際に2018年に行われたアジア競技大会(通称:アジアオリンピック)ではデモンストレーション競技に追加され、2022年から正式種目となる予定です。
↑アジア大会の様子
しかし、オリンピック種目になるのは様々な問題があり、FPS、格闘ゲームなどの過激な表現の多さや種目の選定の難しさなどからIOC(国際オリンピック委員会)はeスポーツの種目は時期尚早と判断しました。
しかしながら、IOCはeスポーツの種目化についてはある程度前向きなため、近い将来オリンピック種目になっているかも知れないですね!
韓国ではプロゲーマーはスター扱い?!
eスポーツ先進国として有名なのが日本の隣国である韓国です。韓国ではeスポーツ専門のテレビ局(OCN)があり、プロゲーマーの中にはテレビなどでも活躍し、国民的に知られてある選手もいるほどだそうです。
中にはプロゲーマーを引退したのち、芸能人に転向して活躍されている方はもいるそうです。
↑韓国で行われたeスポーツ大会
また、韓国では人気のスポーツTOP3が
サッカー、eスポーツ、野球というデータがあるぐらいですので、日本とは桁違いの盛り上がりだということが分かります。
中国のeスポーツもすごい?
「eスポーツ」というとやはり韓国のイメージが強いですが実は中国でもかなり流行っています。
中国では1990年頃からeスポーツが少しずつ流行り始め、2003年には中国政府が正式にプロゲーマーがスポーツ選手であると認定しました。
また、ここ最近の伸びも凄く2019年にはeスポーツの市場規模が1300億元に達するという予測も出ています。
中国ではeスポーツブームに伴いこのようなeスポーツアリーナも誕生しているそうです。
eスポーツを世界で見ると?
それでは、今度は世界全体でeスポーツを見ていきます。
eスポーツの世界人口は1億人を超えているとされ、観戦者数においては4億人近くいるともされています。( eスポーツの競技人口などは数が分かりずらいため、あくまで推定)
また、 eスポーツの市場規模は
2019年には1800億円に達するとされ、2022年には2300億円にもなると予測されています。
eスポーツ大会の賞金額も1億円を超えるものが多く開催されており、額も桁違いのものとなっています。
日本はeスポーツ後進国?
世界で見たときに、日本はeスポーツ後進国と言われます。
世界で見たときに、日本のeスポーツ市場規模は世界の中で1%未満とされており先進国の中ではかなり低い水準となっています。
では、果たして本当に日本はeスポーツ後進国なのでしょうか?
近年のeスポーツ市場規模を見てみると
(単位は億円:小数点第1位は四捨五入)
これを見ると、2017年から2018年にかけてeスポーツ市場が急成長していることが分かります。
2019年も右肩上がりになるとされ、日本でもこれからeスポーツが盛り上がっていくと見られています。
また、日本にプロゲーマーと呼ばれる人は約300人いるとされ、中でも専業でプロゲーマーをやってる人は100人程いると言われています。
2018年はeスポーツ元年と呼ばれ、日本でもeスポーツの認知度が一気に高まった年でもあります。これを機に日本でもeスポーツが流行っていくことを願いましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
(筆:ラムネ)